

Biography//
70~80年代のロック・スタイルを踏襲しながらも自身のサウンドを現代へと持ち込み、果敢に前進するSTARMENの4作目。
スター・メイクと正統的なロック・サウンドで注目を浴びたスウェーデンのメロディック・ロック・バンドの4作目となる新作が届いた。
見た目のKISS度とは裏腹に、北欧らしい様式美や哀愁あるメロディを展開するニュー・アルバム。2年振りとなる新作はまさにエキサイティングな続編、安定の完成度を誇る内容となっている。
STARMENはヤコブ・サミュエル加入前のTHE POODLESに在籍し、KISSのトリビュート・バンドKISSEDで活動していたシンガー、クリスチャン・ハーマンソン(スターマン・レッド)を中心にバンドは2018年に結成された。
2020年に『Welcome To My World』でデビューすると同年には幻の1st『Kiss The Sky』を再リリース。日本でも評価され、翌年には3rd『By The Grace Of Rock ‘n’ Roll』をリリースした。
星型メイクとド派手なイメージはKISS, SWEET, デヴィッド・ボウイへのリスペクト。そのサウンドはKISS, DEF LEPPARD等のロックン・ロールを称賛しながらも自らのピュア・ロックを確立。
ニュー・アルバムは新ドラマー、シルバー・スターマンことジョン・ヘクターによる速いビートの曲”Liar”で始まり、パープル・スターマンのギター・スキルを存分に披露してくれる。そしてゴールドが歌うミドル・テンポのシンガロング曲”Rockstar”へと続く。
この他にもバラード曲”I Die For You”、アップテンポな”Just A Stranger”、80年代の香り漂うAOR曲”Renegade Jenny”、メロディアスな”Word Up (We All Bleed Red)”とバラエティに富んだ曲がバランスよく1枚のアルバムに収録された。
この4作目は格段に質を向上させた楽曲のオンパレード。メロディックなハード・ロックが最前線に鎮座し、疾走感のあるテーマとともにレトロなコミックブック・スタイルのイメージでパッケージ化された。