Biography//
2015年に再結成を果たしたTRESPASS! 熱き魂が脈々と息づく25年振りとなるカムバック・アルバムがここに完成。
1979年に結成されたイギリス出身の4人組ヘヴィ・メタル・バンド。1980年にリリースされたシングル”One Of These Days”は「Radio One’s Night Rock Show」を筆頭にラジオ・オンエアされ、注目の存在となる。またニール・ケイがホストを務めたロック・ディスコ、「Sound House」でもこの曲がフィーチュア、「Sound Magazine」ではメタル・チャートの上位へとランク・インし、健闘を見せる。
IRON MAIDENも使用したスペースワード・スタジオでシングル用のレコーディングを行う。そして”One Of These Days”のニュー・ヴァージョン、”Stormchild”, “Lightsmith”を収録したニュー・シングル”Live It Up!”を発表する。”One Of These Days”ニュー・ヴァージョンと”Stormchild”はコンピレーション・アルバム「Metal For Muthas Vol. II」へ収録され、1980年にEMIより発売された。この頃、METALLICAを結成することになるラーズ・ウルリッヒとジェイムス・ヘットフィールドはTRESPASSのファン・クラブへと入会。
マーキー・クラブ等UKツアーを行ったバンドはニュー・シングル”Bright Lights”を1981年に発表。これからが期待されたバンドであったがサットクリフ兄弟の父が不慮の死を遂げる。そしてバンドは1982年に解散を発表した。短い期間の活動であったにもかかわらず彼らがシーンへと与えた影響は計り知れない。
TRESPASSファン・クラブに留まったMETALLICAのラーズとジェイムスの二人。ラーズの手によって発表されたコンピレーション「New Wave Of British Heavy Metal '79 Revisited」(1990)にTRESPASSのナンバーである”One Of These Days”が収録され、フィーチュアされた。
TRESPASSのグレイテスト・ヒッツ・アルバム「The Works」(1992)がリリース。翌年にはスタジオ・アルバム「Head」を発表する。1999年、日比谷野外音楽堂で開催されたライヴで初来日を果たし、PRAYING MANTIS, TANK, SAMSONと共にパフォーマンスを披露した。
2015年、しばし沈黙の後バンドはマーク・サットクリフによって再結成される。そしてイギリスを中心にライヴ活動を行っていく。そのエネルギーを原動力にバンドはアルバム制作を決意。ここにカムバック・アルバム「Footprints In The Rock」を完成させ、2018年初頭にリリースが決定!完全復活を果たす。そこには今も変わることなく熱きロック魂が脈々と生き続けている。